宇治田原町の野生生物

更新日:2022年03月10日

危険生物情報

 身の回りでは時に身に危険が及ぶ可能性のある生き物が生息しています。しかし、そうした生き物は人間に危害を加えるために生息しているわけではなく、知識と注意で回避することが可能です。

  • どのような生き物がどのような場所に生息し、どのような時期に遭遇しやすいかを知る
  • 肌の露出が多い状態で野山に入らない
  • 不十分な知識で山菜や木の実、きのこなどを口にしない
  • 生き物を触った後は十分に手を洗う

 どのような生き物でも生態系の中で役割があり、均衡を保つことに寄与しています。自宅にスズメバチが営巣するなど、特段の危険がないかぎり、そうした生物を見つけてもむやみに駆除せず、静かに見守りましょう。

 カエンタケはコナラなど「どんぐりが実る樹木」が「ナラ枯れ」により立ち枯れた根元の付近に発生し、その特異な姿と猛毒であることからニュースなどに多く取り上げられ、広く知られるようになりました。町内ではまだ発生が確認されていませんが、周辺地域にも分布していることから、夏から秋にかけて見つかる可能性があります。

危険生物情報

侵略的外来植物対策

 自然が豊かな宇治田原町内には、数多くの生き物が生息していますが、「特定外来生物」に指定されているものをはじめ、様々な外来種が侵入し、在来種の生存や生態系を脅かしつつあります。(町内の外来生物(ブラックリスト)については「宇治田原町の自然環境」を参照)

 人の生活環境に近い場所では夏場に白いユリの花が咲いているのが見られますが、その多くは外来種のタカサゴユリです。

 花の後には多数の種子を風の力で拡散するため、果実がはじける前に切り取れば、周囲に広がることを防止できます。

 タカサゴユリの特徴などは、エコパートナーシップうじたわら会員によるまとめをご覧ください。

侵略的外来植物対策

宇治田原町の自然環境

 エコパートナーシップうじたわらが平成28年度から30年度の3年間にわたり公益財団法人平和堂財団から「夏原グラント」助成金の交付を受け、町内の野生生物や地質などの現況を調査した「協働によるふるさとの自然環境保全のための基礎資料調査」の成果物として、冊子「宇治田原町の自然環境」を発行しました。

 冊子のデータは下記からダウンロードできます。

 また、現物の入手をご希望の方には、1冊500円で販売されます。

 お問い合わせはエコパートナーシップうじたわら事務局(役場建設環境課)まで。

 注意:印刷物の冊子には数か所の誤植・訂正箇所があるため、掲載しているデータはそれらを修正したものとなります。また、現物の冊子は宇治田原町役場建設環境課でのみ販売するため(役場開庁時のみ)、郵送等は行っていません。

宇治田原町の自然環境の冊子が2冊並べて置かれている写真

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宇治田原町の野生生物 ~レッドデータブック~

 「宇治田原町の野生生物」は、宇治田原町野生生物調査保全事業として平成15年~17年までの3年間、宇治田原環境生物研究会が調査した結果をまとめたものです。
 分類は、ほ乳類、鳥類、は虫類、両生類、淡水魚類、陸棲昆虫、水棲昆虫、甲殻類・淡水産貝類、植物、菌類の11項目で、絶滅寸前種のスジシマドジョウやクマガイソウ、絶滅危惧種のヤマセミやクロゲンゴロウなど計801種を掲載しています。

 注意:こちらの冊子については印刷物の在庫がないため、ダウンロードのみとなります。

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レッドデータブックPDF版

この記事に関するお問い合わせ先

建設環境課 環境係

〒610-0289
京都府綴喜郡宇治田原町大字立川小字坂口18-1

電話番号:0774-88-6639 ファックス:0774-88-3231