熱中症にご注意ください

更新日:2023年06月14日

熱中症に注意が必要な季節となりました

気温や湿度の高い日が続いています。そこで注意が必要なのが熱中症です。一人ひとりが正しい知識を持って予防することが必要です。また、ご家族や友人、ご近所どうしでお互いに気をつけて声をかけあい、楽しく暑くなる季節を過ごしましょう。

熱中症の知識

熱中症とは

高温多湿な環境によって、体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体内に熱がこもった状態を指します。屋外だけでなく、室内で何もしていない時でも発症します。暑さの感じ方は、人によって異なります。その日の体調や暑さに対する慣れなどが影響するため、体調の変化に気を付けましょう。

熱中症の原因

(1) 環境

気温が高い、湿度が高い、急に暑くなった日、締め切った屋内、日差しが強いなど

(2) からだ

高齢者・乳幼児・肥満の方、低栄養状態、二日酔いや寝不足などの体調不良など

(3) 行動

水分補給できない状況、激しい筋肉運動や慣れない運動、長時間の屋外作業など

熱中症の症状と対策

現場での応急処置で対応できる軽症

症状:めまい、たちくらみ、筋肉のこむらがえり(痛み)、汗がふいてもふいても出続ける

対応:涼しい場所へ避難し、衣服をゆるめ、体を冷やしましょう。水分・塩分を補給をしましょう。

病院への搬送を必要とする中等症

症状:頭痛、吐き気・嘔吐、体がだるい

対応:涼しい場所に避難し、衣服をゆるめ、体を冷やしましょう。足を高くして休みましょう。水分・塩分を補給しましょう。自分で摂れなければ、すぐに病院へ行ってください。

入院して集中治療の必要のある重症

症状:意識がない、体がけいれんする、呼びかけに応じない、受け答えがおかしい、まっすぐ歩けない・走れない、体温が高い

対応:首・脇の下・足の付け根などを氷や水で冷やしましょう。すぐに救急隊を要請してください。

患者のおよそ半数は高齢者(65歳以上)です

高齢者は暑さやのどの渇きに対する感覚が鈍くなります。また若年者よりも体の水分量が少ない上、体の老廃物を排出する際にたくさんの尿を必要とします。室内や夜間にも熱中症になることがあります。

子どもの熱中症にも注意

子どもは、体温調節機能が十分に発達しておらず、身長が低いため、暑い地面の照り返しの影響を強く受けます。特に乳幼児は、自分で水分を補給したり、服を脱ぐなどの暑さ対策ができないことも熱中症への危険を高めます。

車内の温度は、短時間で一気に上昇します。冷房をつけていても、何かの拍子で切れることもあるので、車内への置き去りは、わずかな間であっても控えましょう。ベビーカーやチャイルドシートは熱がこもりやすいので、使用時は暑さ対策を行い、こまめに子どもの観察を行いましょう。

熱中症の予防方法

(1) 暑さを避ける

  • 扇風機やエアコンで温度を調整(28度を超えないように)
  • すだれ、打ち水を利用
  • 日傘や帽子の利用
  • 通気性の良い衣服を着用する
  • こまめな休憩をとる

(2) 水分補給

のどの渇きを感じなくても水分補給を心がけましょう。汗をかいた時は適度な塩分補給も必要です。

(3) きちんと栄養をとる

栄養不足で体力が落ちていると熱中症になりやすくなります。

朝ごはんをしっかり食べること、栄養のバランスを考え食品を選ぶことが大切です。夏バテして食欲がなくなったときは、からだを冷やす夏野菜や冷やし系の料理を選ぶなど、食材やレシピを工夫して体力をつけましょう。

(4) 十分な休息をとる

体が疲れている状態だと熱中症になりやすくなります。屋外で暑さや疲れを感じたら無理せず涼しい場所で休みましょう。また、寝不足を防ぐため、心地よく眠れる環境づくりを心がけましょう。夏風邪や二日酔いの時も注意が必要です。

暑さ指数をチェックしましょう

暑さ指数とは湿度、気温、日差しの強さの3要素で暑さを表す指標です。熱中症の危険度を判断する目安として用いられます。環境省の熱中症予防サイトにて、全国の暑さ指数が公表されています。1日の活動の前に確認し、指数に応じた熱中症対策をしてみてください。

参考サイト

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