クマの目撃情報に係る検討会議を開催しました

更新日:2022年03月10日

検討会議を開催し、今後の対応等について協議しました

 6月5日、宇治木屋南バイパス(大字南小字本ノ谷地内)におけるクマ目撃の情報提供があって以降、2週間が経過し、この間、関係機関の協力を得て、クマの痕跡調査、周辺パトロール、住民への注意喚起等を行ってきたところですが、現在まで、事故や、新たな目撃情報はなく、クマの痕跡も確認されていない状況です。

 この状況を受け、去る6月20日、猟友会、警察、京都府及び町による「クマ目撃情報に係る検討会議」を開催し、目撃情報を入手してから現在までの状況を報告の上、今後の対応について意見交換を行いました。

 会議では、関係機関からクマの習性や、捕獲が必要となった場合の手続き、措置等の意見をいただく中、猟友会から専門的立場として、「目撃情報の連絡を受けて直ちに目撃場所付近山中のパトロールを実施し、足跡、糞、樹木の皮を剥ぐ「クマハギ」等の痕跡調査を行ったが、確認されたものはなく、また、クマは非常に嗅覚が優れているが、山中にあった好物の蜂の巣箱は荒らされておらず、その後も状況はかわっていない。断定はできないが、熊は1日に30キロメートルも移動できること、痕跡がないこと等からも、本町内から移動した可能性は大きい。」との意見もいただきました。

 以上の意見等を踏まえ、クマ目撃情報に対する今後の対応について、次のとおり体制を見直し、引き続き、関係機関と連携しながら、パトロール等を実施し、みなさんの安心・安全の確保に努めてまいります。

パトロール、痕跡確認

町及び猟友会において、それぞれで週1回の実施とする。(合計2回毎週)

近隣市町を含む新たな目撃情報、痕跡の確認等、状況の変化により体制を強化する。

注意喚起、情報提供

現在の町ホームページでの情報提供、注意のお願いは継続し、目撃場所付近の注意看板4か所は存置する。新たな情報等、状況に変化があれば、改めて町ホームページ、役場だより等により周知する。

小中学校の対応(教育委員会)

小学校での集団下校を通常に近い形に戻し、学年別集団下校とする。なお、引き続き、町と連携し、パトロールを実施し、安全確認に努めます。

参考(クマ目撃情報、もしクマに出会ったら)

目撃情報内容

 宇治田原町南地域でクマの目撃情報がありました。
 6月4日早朝に南から銘城台方面へ散歩途中の方からクマを見たとの通報が、6月5日(月曜日)に寄せられたものです。

目撃日時:平成29年6月4日(日曜日) 午前4時50分頃

目撃場所:宇治田原町南地内(宇治木屋南バイパス)

頭数:1頭(成獣とみられる大きさ)

状況:道路を北から南へ横断

クマ目撃場所の地図

 町役場では、目撃情報をもとに現場調査を行い、パトロールを実施しております。
 クマを目撃したりクマの痕跡を見つけた場合は、十分注意して行動し、退避後速やかに町役場建設事業部産業観光課(0774-88-6638)まで連絡してください(場所、時間、大きさ、何をしていた、どこへ行った、など)。
 小中学校の児童及び生徒の保護者へは、教育委員会を通じて別途周知しています。

もしクマに出会ったら

 注意していても、クマに出会ってしまうかもしれません。
 もしクマに出会ったら次のように行動してください。

  • 遠くにクマがいることに気がついたとき
    • 落ち着いてその場から離れましょう。
    • クマをおどろかすので、大声を出したり、走って逃げるのはやめましょう。
    • 写真をとるためフラッシュを使うのも止めましょう。
  • 近くにクマがいることに気がついたとき
    • 落ち着いてゆっくりとその場から離れましょう。その際、クマに背を向けずに、クマを見ながら、ゆっくり落ち着いて後退してください。
  • すぐ近くで出会ったとき
    • あわてた人の急な動作で驚いて、攻撃してくることがあるので、冷静に、あわてず、クマが立ち去ってからその場を離れましょう。
    • 突発的におそわれたら、両腕で顔や頭をガードして、大ケガを避けましょう。

 (「クマに注意!-思わぬ事故をさけよう-」(環境省自然環境局野生生物課発行)4頁目より)

参考資料(クマに遭遇した場合について)

「クマに注意!-思わぬ事故をさけよう-」(環境省自然環境局野生生物課発行)4頁目

「クマ類出没対応マニュアル -クマが山から下りてくる」(環境省自然環境局発行)77頁目

この記事に関するお問い合わせ先

産業観光課 農林係

〒610-0289
京都府綴喜郡宇治田原町大字立川小字坂口18-1

電話番号:0774-88-6638 ファックス:0774-88-3231