宇治田原町入札不正再発防止策の見直し

更新日:2024年07月17日

入札不正を二度と起こさない取組を徹底します

 

令和2年12月に本町の元職員が官製談合防止法違反及び加重収賄容疑で逮捕・起訴され、令和3年6月に有罪判決を受けるという本町において前例のない重大事件が発生し、町政に対する住民の皆さまの信頼を著しく損なう事態となりました。


重大事件発生後、重大事件等調査委員会(第三者委員会)からは、不正事案に関する調査結果や再発防止に向けた方策等についての報告書をいただくとともに、議会の重大事件等調査特別委員会からは、「入札制度の現状と検証」及び「監視機能体制の強化」の観点から再発防止策をとりまとめられ、その報告書をいただきました。

町では、両報告書を踏まえ、「1.入札制度の見直し」、「2.職員の法令遵守と職員倫理の向上」、「3.組織体制の見直し」を柱とする「入札不正再発防止策」を令和3年9月30日に策定し、その取り組みにより住民の皆さまへの信頼回復に努めてまいりましたが、昨年8月、先の不正事案とは別の事件が発覚し、元職員が再び逮捕されました。

住民の皆さまには、重ねてご心配とご迷惑をおかけしたことに対し、心から深くお詫び申し上げますとともに、改めて全体の奉仕者として、全職員が一丸となって職務に専念し法令を遵守することはもとより、住民の皆さまから寄せられる期待と信頼に応えられるよう自らの行動を律し、倫理観を持って業務にあたらなければならないと考えています。

今回の事件は、入札不正再発防止策の策定前の事件ではありますが、事態を厳しく受け止め、町は過去の建設工事に係る入札の経過等を調査し、第三者による入札監視等委員会において、その調査結果を報告し、内容を確認、協議する中で、令和3年9月策定の入札不正再発防止策の検証を行いました。


ここに、入札不正再発防止策を一部見直し、不正行為を起こさせない制度づくり、意識づくり、組織づくりに役場組織全体を挙げて、引き続き、全力で取り組んでまいります。

令和6年7月17日

宇治田原町長 西谷 信夫

宇治田原町入札不正再発防止策(令和6年7月17日策定)

宇治田原町入札不正再発防止策(令和3年9月30日策定)へのリンク