上手に医療機関にかかりましょう

更新日:2025年06月10日

保険給付費(医療費)が高額となっています

医療費のうち保険者が負担する保険給付費は、一定割合を国や府の負担金等でまかないますが、残りはすべて加入者のみなさんに納めていただく保険料で補わなければならないしくみになっています。宇治田原町国民健康保険や後期高齢者医療の保険給付費は、年々高額となってきています。

医療費増加の原因は、高齢化や医療技術の進歩のほかに、生活習慣病の増加や重複・頻回受診なども大きな要因となっています。

病気やけがをしたときに安心して医療が受けられるように、上手な医療のかかり方にご理解とご協力をお願いします。

医療費の節減のためにできること

医療費が増え続ければ、支出に見合う収入を確保するために、保険料を引上げ続けなければなりません。

次のように上手な受診を心がけて医療費の節減にご協力ください。

かかりつけ医を持ちましょう

日頃から自分や家族の病気の治療や相談に応じてもらえる「かかりつけ医」を持ちましょう。

重複受診を避けましょう

同じ病気で次々とお医者さんを変えて受診すると、その都度初診料がかかるほか、検査や薬が重複するなど、医療費が増える一因になります。

時間外や休日の診療はやむを得ない場合に限りましょう

時間外や休日の受診は、診察料に時間外加算や深夜加算等の割増料金が上乗せされます。

時間外や休日の診療は、やむを得ない場合に限りましょう。

日頃からの健康管理を心がけましょう

病気にならないように、日頃からの早寝早起き、禁煙、節酒、バランスのよい食事、適度な運動など健康管理に心がけましょう。

健診を受けて病気を予防しましょう

病気が進行してからの治療には多額の医療費がかかります。自身の健康管理と病気の早期発見・早期治療のためにも年に1度、健康状態をチェックしましょう。

お薬手帳やジェネリック医薬品を活用しましょう

お薬手帳は、処方された薬の詳細を記録出来る手帳のことです。薬の重複などをチェックできます。

ジェネリック医薬品は、新薬の特許が切れた後につくられる後発の医薬品のことで、新薬と同等の効能・安全性を持ちながらその価格が新薬よりも大幅に安く設定されています。ジェネリック医薬品の処方を希望すれば、医療費が抑制できるだけでなく、みなさんが窓口で支払う一部負担金も安くなります。(ジェネリック医薬品を希望する場合は、薬局の薬剤師に変更できる薬の特徴や価格、変更した場合の注意点などについて説明を受けてください。)

紹介状なしで大病院にかかると特別の料金がかかります

かかりつけ医等からの紹介状を持たず大規模病院(一般病床数が200床以上ある病院など)を受診すると、「選定療養費」と呼ばれる保険外負担が生じる場合があります。

これは、住民に近い立場のかかりつけ医と、高度・専門医療を行う大規模病院それぞれが機能分化を進め、質が高く効率的な医療を実現するための制度です。

診療所や病院を適切に使い分けるよう、ご協力をお願いします。

※この制度について詳しくは、こちらをご覧ください。(政府広報オンライン)

整骨院・接骨院などの正しいかかり方を知ってください

柔道整復師(整骨院・接骨院)・鍼灸師の診療には保険証が使える場合と使えない場合がありますので、受診時には気をつけてください。

柔道整復師の施術を受けられる方へ

整骨院や接骨院で骨折、脱臼、打撲及び捻挫の施術を受けた場合に保険の対象になります。なお、骨折及び脱臼については、緊急の場合を除き、あらかじめ医師の同意を得ることが必要です。

治療を受けるときの注意
  • 単なる肩こり、筋肉疲労などに対する施術は保険の対象になりません。このような症状で施術を受けた場合は、全額自己負担となります。
  • 保険医療機関(病院、診療所など)で同じ負傷等の治療中は、施術を受けても保険等の対象になりません。

はり・きゅうの施術を受けられる方へ

主として神経痛、リウマチ、頸腕(けいわん)症候群、五十肩、腰痛症及び頸椎(けいつい)捻挫後遺症等の慢性的な疼痛を主症とする疾患の治療を受けたときに保険の対象となります。

治療を受けるときの注意
  • 治療を受けるにあたって、保険が使えるのは、あらかじめ医師の発行した同意書又は診断書が必要です。詳しくは、はり・きゅう施術所などにお尋ねください。
  • 保険医療機関(病院、診療所など)で同じ対象疾患の治療を受けている間は、はり・きゅう施術を受けても保険の対象にはなりませんので、ご注意ください。

マッサージの施術を受けられる方へ

筋麻痺や関節拘縮等であって、医療上マッサージを必要とする症例について施術を受けたときに保険の対象となります。

治療を受けるときの注意
  • マッサージの施術を受けるにあたって、保険が使えるのは、あらかじめ医師の発行した同意書又は診断書が必要です。詳しくはマッサージ施術所などにお尋ねください。
  • 単に疲労回復や慰安を目的としたものや、疾病予防のためのマッサージなどは保険の対象となりませんので、ご注意ください。

この記事に関するお問い合わせ先

健康対策課 保険医療係

〒610-0289
京都府綴喜郡宇治田原町大字立川小字坂口18-1

電話番号:0774-88-6610 ファックス:0774-88-3231