永谷宗円生家
永谷宗円生家 内部の焙炉跡(平日は非公開)

永谷宗円生家(ながたにそうえんせいか)
(町指定文化財(「生家」が建造物、「焙炉跡」が有形民俗))

 「青製煎茶製法」を開発・普及させたといわれる永谷宗円や代々の永谷家が暮らした屋敷の跡に、焙炉跡を保存するために建設された家屋です。当初の家屋はもっと大規模なもので、母屋の他に製茶や農作業に必要な作業場や倉庫を備えたものだったようです。敷地は隣接する茶宗明神社横にまで及び、今も一部残る石垣などにその名残をとどめています。
 永谷家が移転して風雨にさらされていた焙炉跡を保存するため、地元住民の手により昭和35年に建築された生家は、以降「日本緑茶発祥の地・宇治田原」を象徴する施設となり、周囲の景観ともなじんでいましたが、年月の経過によりかやぶき屋根などの傷みが目立つようになりました。そんな中、生家の修復と活用を目的に茶業関係者や地元住民が中心となり、顕彰会が結成されました。その活動で集められた寄付により、屋根の全面葺き替え工事が行われ、当初の美しい屋根が甦りました。また、京都府の「地域力再生プロジェクト」の支援を受け、生家の内外装の改修や休憩用の東屋などの周辺環境整備が実施されました。
 生家内部には復元焙炉や囲炉裏が設置され、映像機器により、お茶の製法や宗円の足跡について知ることができます。
 
 茶宗明神社(ちゃそうみょうじんしゃ)は、宗円を昭和29年大神宮社に合祀したもので、茶祖の功績をたたえる全国の茶業者の崇敬を集めています。

茶宗明神社(大神宮社) 国道から湯屋谷への入口(西側から見たところ。ここで右折)
 平日は生家内部の公開を行っていませんが、土日には見学することができます。
 (要問い合わせ 宇治田原町産業振興課 TEL 0774-88-6638)
住所 宇治田原町大字湯屋谷小字空広
交通アクセス
公共交通 近鉄「新田辺」、JR奈良線「宇治」、京阪「宇治」から京阪宇治バスで「工業団地」「緑苑坂」方面行きに乗車、「工業団地口」下車、徒歩約25分
(「緑苑坂」にしか行かない便に乗車した場合、「工業団地口」バス停は「工業団地」を経由する便とはちがう場所になります)
自動車 国道307号から宇治田原郵便局前で湯屋谷地区に入り、湯屋谷会館の駐車場に車を停め、徒歩約15分