お茶に関する民謡
 宇治田原の茶摘み歌
 茶摘みの歌といえば、「夏も近づく八十八夜〜」の唱歌「茶摘」を思い浮かべます。書籍等ではこの歌が宇治田原に伝わる茶摘み歌を基にして作られたという説が紹介されていますが、宇治田原町内にはそのような歌は伝承されておらず、その根拠は不明です。では、実際にはどのようなものが伝えられているのでしょうか。
茶摘み唄
 茶摘みから製茶までの作業が機械化されていなかった時代は、各地を移動しながら作業に従事する人たちがいました。その人達は茶摘みや製茶に関する歌を歌い、ある程度の共通する要素が多いものの、その土地ならではのアレンジが加えられていました。
 宇治田原町内で歌われていたお茶の労働に関する歌は、宇治田原町史で紹介されている他、京都府教育委員会製作の「京都府の民謡」に収録されています。
 宇治田原の茶摘み歌は以下のとおりです。
茶摘み唄(「宇治田原町史第1巻」より)

ああお茶がありゃこそ
湯谷のみやこ よいしょ
お茶がなければ いやの谷

ああお茶を摘むなら
湯谷へござれ よいしょ
煎茶元祖の お茶を摘む

おおお茶を摘むなら
すそから摘みやれ よいしょ

ああ かたい約束
茶園の中で よいしょ
お茶が切れても 縁切れん

ああ、お茶の摘みちん
さきまわりしても よいしょ
とれた主さんにゃ 不自由ささん

ああ、今年これきり
また来年の よいしょ
八十八夜の お茶に会う

ああ、お茶がすんだら
早うもどれよと よいしょ
言うた親より 殿が待つ

ああ、宇治でもうけて
田原でつこて よいしょ
花の朝宮で 丸裸

ああ、嫁入りするなら
田原へおいで よいしょ
田原よいとこ 米がある
あら おしゃれは さをおやぁ

ああ、暑けりゃ
笠きよう
いろ黒くやけなあ よいしょ
都住まいをさす程に
あら おしゃれは さをおやぁ

茶摘みしてては
ようやしなわん よいしょ
あなた ほいろし しておくれ

恋しい恋しいと
鳴く蝉よりも よいしょ
鳴かぬほたるが 身を焦がす
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